第7回 北多摩ブロック学術大会
2月19日に杏林大学で開催された第7回北多摩ブロック学術大会において,当院理学療法士の畑田孝成が
アキレス腱付着部痛を有したバドミントン選手の一症例報告を行いました.
アキレス腱障害は,スポーツ障害として発生頻度が高く,
繰り返しのストレスで発症する腱の微細損傷や退行変性等,疼痛発生要因は様々であるとされます.
そのため疼痛発生部位の評価が重要です.
今回の症例はKager’s fat pad【図1】 (足関節後方の脂肪組織.以下KFP)に着目し
超音波検査装置を用いて評価とリハビリテーションを行いました.
超音波検査の結果,KFPに健患差2.1mmの移動量低下を認めました.
アプローチの結果競技時疼痛が消失しました.
今回の症例報告を行ったことで,今後もアキレス腱痛の患者様や選手に対して,
KFPに着目してリハビリテーションを実施していく事は有用と考えました.