上腕骨骨端線損傷
●症状・位置
投球動作、バレーのスパイク、テニスのスマッシュ時の痛み
・肩の付け根を触ると痛い
・肩にだるさや動きづらさがある
・練習中は大丈夫だが、練習終了後に肩が痛くなる
●なぜ痛くなるの?
発育期の骨は、骨の端に「骨端線」という成長をつかさどる軟骨層があります。
骨端線損傷とは、その部分に損傷をきたすことを言います。上腕骨に生じた場合には、「上腕骨骨端線離解」ともいわれ、
発育期に無理な投球動作などで骨端線に捻りの力が繰り返しかかり生じます。
治療には、肩を使う動作を中止し、患部の安静が必要になります。もし骨端線にズレが認められれば、
定期的にレントゲン検査を受け、骨の形が元に戻るのを待ちます。上腕骨骨端線損傷の治療で手術が必要となることはほとんどありませんが、
放置しておくと上腕骨の変形をきたすことがあります。
●肩後方のストレッチ
•肘を立てて横に寝ます
•立てた肘を手のひらを床に着けるようにゆっくりと倒していきます
30秒/ 2セット
●腕~脇のストレッチ
1.頭の後ろで片肘をつかみます
2.その肘を引っ張りながら少し上半身も倒します
30秒/ 2セット
●首~肩のストレッチ
1.手首を腰の後ろでつかみます
2.その手を下へ引っ張りながら、首を逆に倒します
※首を斜め前に倒すと少し背中側がストレッチされます
30秒/ 2セット
●CAT&DOG
•四つん這いになり、背中を天井に突き出す
•背中(肩甲骨)を寄せるようにしていく
15回/ 2セット
●バタフライ
•胸をバランスボールに当て、肘を曲げた状態で両腕を広げます
•肩甲骨を引き寄せるように、肘を天井に向けてあげます
15回/ 2セット