運動器理学療法アップデート講座 理学療法士の片山が参加しました!
2023年4月~2024年3月の1年間に渡って大阪府にある森ノ宮医療大学及びオンライン講
義にて開催された運動器理学療法アップデート講座に当グループ理学療法士の片山将が参
加いたしました。
本プログラムは、医療機関等における整形外科疾患(運動器疾患)に対する高度な専門的
知識と、治療技術を兼ね備えた理学療法士の養成を目的としています。また「職能実践プ
ログラム(BP)」として文部科学大臣に認定を受けており、社会人が大学で学んだことを
証明する「履修証明書」を取得することができます。
本研修は1年間のカリキュラムとなっており、超音波エコーと体表解剖学、運動器治療の
多職種連携、基礎バイオメカニクスと理学療法、理学療法症例検討論の4つのテーマに分
けて学んできました。
超音波エコーと体表解剖学では当院でも医師とセラピストが使用している超音波エコーの
撮像技術を学ぶ講義でした。こちらでは解剖学の知識を基にエコーを描出することでより
正確に人体の構造をリアルタイムで評価が行えます。この技術を用いることで医師との連
携や効果の高い治療の提供に役立てました。
運動器治療の多職種連携では日々の臨床の中での理学療法士としての立ち位置や役割につ
いて講義をしていただき、求められていることや連携するうえで必要な知識を学びました
。
基礎バイオメカニクスと理学療法ではバイオメカニクスの基礎から学びました。普段何気
なく行う「歩く」などの動作を数値化しどこが異常なのか分析してどのようにリハビリテ
ーションを行うかグループワークを行い様々な視点から意見を出し合うことでより良い治
療への学びを得ることができました。
理学療法症例検討論では臨床での疑問について明らかにする内容でした。日々の臨床で行
っている治療の効果についてはまだ明らかになっていないことも多いです。過去の経験か
らこの治療がいいことは知っているがエビデンス(根拠)がなかったりすることも多々あ
ります。今回はそのような治療した内容を従来の治療と比較するような研究手法について
学びました。このような発表を積み重ねることでエビデンスを構築し、最適な治療を行う
ことができると学びました。
今回の研修を通して学んできたことを法人スタッフへ還元し、日々の臨床に活かして精進
してまいります。