2019年5月27日に、仙台の東北文化学園大学で開催されたNPO法人スポーツ医科学ネットワーク主催セミナーに参加しました。

今回、グロインペイン（鼠径部痛）、肉離れ、膝蓋大腿関節障害、靭帯損傷、捻挫・打撲の初期治療について勉強しました。
講師は、JIN整形外科スポーツクリニックの仁賀定雄先生です。

グロインペインは鼠径部痛症候群と呼ばれ、サッカーを始めとしてスポーツ選手に多く出現します。
これまでは明確な診断がつきにくいことから、治療方針が決めにくく、治療に難渋する症状とされていました。
近年では、腹筋・背筋といった体幹筋力の低下と、肩甲骨・胸郭・脊柱・骨盤の可動域制限が問題とされており、今回はこれらに対しての機能的評価を学習しました。
今回の講義では全身的なアプローチを行っており、局所だけでなく体幹機能評価を実施していました。

明大前整形外科クリニックでは股関節外来が開始されています。困っている患者さんの不安や問題を取り除けるよう今回学んだことを復習しより良い治療を提供する様に努めます。

柔道整復師　大久保賀章