頸椎椎間板ヘルニア
ヘルニアは日本語で「避ける」を意味します。
背骨、いわゆる脊椎の首にあたる部分は頸椎と言われます。
脊椎と脊椎の間には椎間板というクッションの役割をする組織が存在します。
この椎間板の老化による変性、過度の負荷、あるいは事故などの外傷により、椎間板が後方に脱出(ヘルニア)し、神経を圧迫する疾患です。
【頸椎の役割】
①頭部を支える
②頭部を目的の方向に向ける運動機能
③神経組織を保護する機能
【どんな症状が出るの?】
・首が痛い
・しびれる
・感覚が鈍い
・握力が落ちた
※また、症状も大きく2つにわけることができます。
・脊髄症状 :脊髄神経が圧迫される
感覚障害が上肢から体幹や下肢へ広がり、運動麻痺・排尿障害等も生じる。
・神経根症状:大元の脊髄神経から枝分かれした神経根を圧迫する
上肢のしびれ、感覚障害、筋委縮が起こる
【好発部位】
頸椎の5番と6番の間、6番と7番の間に好発する。
主にこの2つの部位に好発すると手指(主に母指側)へのしびれ、肘が伸ばしにくい、手指の運動がしにくいなどの症状が出ることがある。
【症状が気になる方はご相談ください。】
明大前:脊椎専門医
石塚 怜王医師
【外来日】水曜:終日
予約方法はこちら
【セルフストレッチ】
注意:痛みが強くなる場合は、運動を中断してください。・炎症症状(腫れ・熱)が強い場合は、悪化する恐れがあります
● 腰ひねり
1.上半身は動かさずに片脚をクロスする。
2.手は軽く膝に添える
※30秒/3セット
● 胸のストレッチ
1.壁などに手のひらを引っ掛け、体を開いていきます
※色々な高さに手をかけてみましょう
※30秒/3セット
● 胸のストレッチ
1.腰の後ろで手を組み、後ろ下方へ引っ張ります
※腰はそらないこと
※30秒/3セット
● 骨盤おじぎ運動
1.イスに座りリラックス
2.骨盤を丸めこんだ状態から前に起こす
3.繰り返し
※腰をそるのではなく下腹部からおじぎするイメージ
※15回/2セット
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