DLSセミナー
日時:平成29年9月23日
場所:Piece of modern dance studio
内容:クラシックバレエ特有の障害や治療について
講師:佐藤愛 先生(豪州バレエ学校専属セラピスト)
参加者:松崎忠将 柔道整復師
どの競技にも言えますが、その種目にどのような身体機能が求められていて、どのようにそれを手に入れるのか?がわからなければ、そこに向かってトレーニング、リハビリを行うことは難しいです。今回クラシックバレエダンサーへの理解、レッスン構成やよくみられる障害、またダンサーの足に着目して、ジャンプやトゥシューズへの理解、ダンサー特有の下肢障害治療、リハビリについて学んで来ました。
日本のクラシックバレエ界は海外と比べ特殊です。海外の多くの国では競技開始年齢が10歳前後ですが、日本では2,3歳から始めているダンサーが多数います。また、成人になってから競技を開始するダンサーが多いのも特徴の1つです。そのため海外の文献では調査されていない層のダンサーが多く、日本特有の傷害がある可能性が高く、日本独自の対応が必要な可能性が高いです。
トゥシューズを履く年齢が低いのも日本人ダンサーの特徴の1つです。トゥシューズを履くことによって起こりうる障害の原因として、トレーニング不足や正しいスキルが身についていない、シューズがあっていないなどの知識不足が考えられます。
今回のセミナーで得た知識や技術を元に、多くのダンサーの怪我に対して適切な治療を提供できるようにいたします。