第8回 日本ダンス医科学研究会学術大会
平成29年3月5日に京都の同志社大学で開催された
第8回日本ダンス医科学研究会学術大会において、当院柔道整復師の松崎忠将が
「バレエダンサーに対する傷害のアンケート調査報告」を一般演題とポスターで発表致しました。
バレエダンサーの傷害は足関節での発生が多いとされていますが、今回のアンケート調査の
結果10歳代では足関節傷害が有意に多く、50歳代では股関節傷害に多い傾向が見られました。
また40歳代以降の股関節傷害はバレエ経験が20年以上のダンサーが68.2%でした。
これはバレエ特有の足を外向きに開くターンアウト動作により、
長い間股関節の外旋肢位を取ることが多かったために
股関節に不安定性が生じて傷害が発生したと考えられます。
足関節傷害が10歳代に多いのはレッスン時間の長さや未熟な技術が影響していると考えられます。
今後もバレエダンサーのリハビリに積極的に取り組んでいきます。