膝(オスグット・シュラッター編)
オスグット・シュラッター病
オスグット・シュラッター病とは?
成長期に膝を伸ばす運動を繰り返し行うことで、脛骨粗面(膝のお皿の少し下)が引っ張られ痛みが生じる成長期特有の疾患です。
『脛骨粗面』には膝を伸ばす筋肉、大腿四頭筋が付いています。成長期は軟骨から骨へと変化していく時期で、骨の端の方は柔らかく弱い状態です。そのような骨が柔らかく弱い時期にジャンプやキックで膝を伸ばす運動を繰り返し行うと、大腿四頭筋が付いている軟骨の部分(脛骨粗面)が引っ張られ、剥れて痛みを生じます。
【どんな症状が出るの?】
・走ると膝の下が痛い
・ジャンプをすると膝の下が痛い
・ボールを蹴ると膝の下が痛い
【考えられる原因】
・身長が急激に伸びている方(成長期)
・シュートやキック動作の多いサッカーを行う少年少女
・ダッシュや切り返し動作の多いバスケットボールを行う少年少女
・太ももの前側の筋肉が硬い方
【セルフチェック方法】
・Ely(エリー)テスト
うつ伏せになり、片方の膝を曲げて踵をお尻に近づけます。
*オスグットの方はお尻に踵がつかなかったり、膝を曲げた時にお尻が横にずれたりすることがあります。
注意:・痛みが強くなる場合は、運動を中断してください。
・炎症症状(腫れ・熱)が強い場合は、悪化する恐れがあります。
●もも裏のストレッチ
● もも前のストレッチ
1.横向きに寝て上半身をまるめ、上にある脚の足首をつかみ後方へ引っ張ります
※30秒/3セット
※30秒/3セット
● 腹圧両足ニーアップ
1.腹圧を入れて、両膝を胸に引き寄せる
2.腹圧を抜かずに元に戻していく
※腰を反らないように
※15回/ 2セット
2.腹圧を抜かずに元に戻していく
※腰を反らないように
※15回/ 2セット
● ヒップリフト
● Hand Knee
● 体重かけ
1.イスに浅くすわり、腹圧をいれる
2.姿勢を保ったまま、前方へと手をのばしていく
※おしりを浮かさない
※10回/2セット
2.姿勢を保ったまま、前方へと手をのばしていく
※おしりを浮かさない
※10回/2セット