スポーツ・難治性疼痛外来

先端医療の提供


運動器(骨・筋肉・関節・神経など)に痛みを抱えた方が、当グループには平均して一日あたり1500人来院されます。しかし、従来の一般的な治療を受けても症状が改善しない患者さんも、ごく一部ですが存在します。そのような方々には「先端医療」の存在を知っていたきたいのです。例えば「再生医療」や「体外衝撃波治療」などは、メジャーリーグや日本トップレベルのスポーツ界においては今や通常の選択肢の一つとなっています。これまでは一部の人々のためのものであった最新の先端医療を、私たちは一般の患者さんたちにも広く提供していきたいと考えています。
 

診断

高い技術で撮影するMRI・CT・超音波検査で、どこが痛みの原因なのかを詳細に診断をします。

治療

体外衝撃波治療、超音波ガイド下筋膜リリースなど症状に応じた治療を行います。 

リハビリ

各種治療に特化したプログラムでリハビリを行います。


  • 当グループでは高い技術で撮影するMRI ・CT・超音波検査・マーキング下での画像撮影でどこが痛みの原因なのかを詳細に診断をします。検査で診断ができた後にAR-Ex スポーツ・難治性疼痛外来のプログラムを開始します。

  • 体外衝撃波
  • 超音波ガイド下筋膜リリース
  • 特化したリハビリテーション

体外衝撃波の特徴とは?

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•1回の治療時間は15分程度 
•治療頻度は2週間に1回の頻度で3回ほど実施 
•外来通院で治療可能 
•麻酔などは使用しません 
 

体外衝撃波はどんな効果がある?

〇短期的除痛(神経に対する効果)
•疼痛を誘発している自由神経終末の週末部を破壊する
•痛みに関わる神経内の伝達成分を減少させる長期的除痛 組織修復作用(腱に対する効果)
•血流を改善する。(血管の新生)
•Ⅰ型コラーゲン産生を促す成長因子を生み出す効果があり、それらが変性した腱組織を再生させる。

〇副作用がほとんどないのが体外衝撃波治療の特徴ですが、以下のことが起こる可能性があります。
•治療中・治療後の疼痛
•皮下出血、発赤、湿疹
•腫脹
•感覚異常
いずれも一時的な症状で数時間から数日で軽快することが多いです。

国際衝撃波治療学会で示されている禁忌症(整形外科領域)
集中型および拡散型
•悪性腫瘍
•胎児、妊婦
集中型
•肺への照射 
•悪性腫瘍       
•骨端線(成長線)への照射  
•脳・脊 髄へ の 照 射                      
•血栓・血液凝固異常のある方 
 

体外衝撃波のはどのような装置?

 
集中型体外衝撃波疼痛治療装置DUOLITH(デュオリスSD1 ultra)
 

集中型は患部となるターゲットの大きさが卵一個分程度の局所集中での治療に適しています。関東初導入の最新型集中型体外衝撃波治療装置です。(2018年12月現在)
 



 

拡散型体外衝撃波疼痛治療装置MASTERPULS(マスターパルスMP100)
 

拡散型は焦点が無く拡散するため、ターゲットが広範囲に及ぶ筋・腱の治療に適しています。

ハイドロリリース

ハイドロリリース(hydrorelease) とは、生理食塩水または局所麻酔薬を用いて癒着している筋膜(筋肉と筋肉の間の膜)を剥がす治療法です。
筋膜に生理食塩水・局所麻酔薬を注入することで、痛みの改善に効果があることがわかり、神経周囲の治療が難しいとされている部位の治療も可能となってきています。

超音波診断装置による筋の描出超音波診断装置で治療対象となる筋を描出し、そこにハイドロリリースを行うと除痛効果が高いことが分かってきています。超音波診療の進歩のおかげで、今までは感覚だよりだったものが超音波を用いることで目で見えるようになり、より正確に痛みの原因となっている部位に注射を打てるようになりました。

リハビリテーション

リハビリテーションは体外衝撃波後やハイドロリリース後の組織修復を促進するため行います。
当院では主に徒手療法・物理療法・運動療法を用いて行い症状改善に努めます。
 
AR-Exグループ クリニック