五十肩(凍結肩)により、サイレントマニピュレーションを行った症例

2023/11/08
#肩関節 #理学療法士
理学療法士
片倉 朱里

症例紹介

【年齢】60歳代 【性別】女性
【主訴】手が後ろに回らない、腕を上げると痛い
【職業】公務員

サイレントマニピュレーションまでの流れ

・2023/02に明らかな原因なく右上腕に疼痛が出現しました
・2023/05に症状改善なく当院に受診されました
・その後リハビリを2か月間実施し、動き・痛みは改善してきましたが動きの制限が強く、サイレントマニュピレーションを施行しました

サイレントマニピュレーション実施前と実施後4カ月の可動域

実施前:赤線
実施前:赤点

リハビリ・ご自宅で行った運動

・筋肉のリラクゼーション
・自主トレーニング(一部)
1.腕を下した状態で手のひらを前・後ろに向けます。肩周りの循環を良くし、筋柔軟性向上を図ります。
2.仰向けになり、反対の手で腕を支えて上げ下げします。肩の動きの改善、筋柔軟性向上を図ります。


3.テーブルにタオルをひき、すべりやすい状態にして腕を遠くにのばしていきます。肩の動きの改善、筋柔軟性向上を図ります。 

まとめ

今回、凍結肩で当院を受診し、サイレントマニピュレーションを行った60歳代女性の患者様の紹介しました。

肩の拘縮により、背中に手を回すことが困難でしたが、サイレントマニピュレーション後は日常生活に支障がない程度まで改善することができました。
この記事を書いたスタッフ
理学療法士
片倉 朱里
理学療法士の池田朱里です。バスケットボールを9年間していました。患者様が抱えている問題に対し、一人ひとりの症状や性格にあったリハビリテーションが提供できるよう精進して参ります。患者様の笑顔が私のエネルギーになります。一緒に頑張りましょう。よろしくお願い致します。
関連記事

AR-Exグループ クリニック