クリニカルインソール勉強会 研修報告

内容:クリニカルインソール勉強会
日時:H29年7月23日
場所:上田整形外科内科
講師:山本 昌樹先生(特定医療法人誠仁会 大久保病院)

今回、インソールの勉強会に参加させていただいたのでご報告致します。

 

<一般的なインソール>
「インソール」というとわかりにくいかもしれませんが、靴の中敷のことです。足底のアーチの補助が可能で無意識下でも良い足底の筋肉の活動を促通できることが利点です。
外反母趾・扁平足障害・有痛性外脛骨障害・凹足(ハイアーチ)などに適応があるとされています。
今回は全3回コースの2回目まで受講してきました。


<足の骨標本>
写真を見てわかるように足関節は多くの骨と関節で構成されています。骨、関節が多いということは言い換えると足関節は非常に複雑な構造をしているということです。研修ではまず歩行時の足部の各関節の動きや筋肉の活動、足部疾患の病態を学習しました。

 例えば、歩行時には踵から母趾球(親指のつけ根)に向かって体重移動しますが、その際に内側の縦アーチ(土踏まず)が保たれていることが重要です。内側の縦アーチには歩行・走行時の衝撃緩衝作用があり、周囲の靭帯・筋肉によって支持されています。しかし偏平足で筋肉の機能も低下しているスポーツ選手の場合、衝撃が分散されず局所に集中することで有痛性外脛骨やシンスプリントといった病態をきたすことがあります。インソールを用いることでアーチの補助を行い、スムーズな荷重分散が獲得でき症状の軽減に有効です。

次回は9月に開催予定です。3回コースを通して足関節の問題を抱えている方に貢献できるような技術を高めようと思います!もし、インソールのことでご相談がありましたら、髙野までご相談ください!

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