2022年10月7.8日（金・土）にパシフィコ横浜で開催されました「第19回日本肩の運動機能研究会」に長野整形外科クリニック理学療法士の篠塚 真充が参加し、「凍結肩に対する保存療法開始後の肩関節外旋可動域に与える影響」というタイトルで口述発表を行いました。

　凍結肩（いわゆる五十肩）は、肩関節の動きが制限されてしまう疾患で、特に挙上制限や結帯動作制限を主訴となることが多くあります。近年では挙上制限に対し外旋（外捻り動作）が関連するとされ、外旋の獲得が重要であると報告されています。
　本研究は、保存療法開始3ヶ月後の外旋への影響を明らかにすることを目的とし研究を行いました。結果として、保存療法開始早期からの外旋獲得が重要となり、制限になりうる筋や靭帯に対し積極的なアプローチを行うことにより、3ヶ月後の外旋獲得が可能となります。

　今回の研究結果と、学会で頂いたご意見を参考に、多くの患者様に還元できるように努めてまいります。