治りづらい肘の内側の痛み「上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)」

2021/09/10

上腕骨内側上顆炎の原因とは?

上腕骨内側上顆には、手首を手掌側にかえす筋肉、指を曲げ、握る筋肉が付いています。この筋肉を使う動作を繰り返し、酷使すると、筋肉が骨に付いている部分が繰り返し引っ張られて炎症を起こし、痛みが生じます。使い過ぎ症候群の代表的な病態であり、20歳~60歳代に好発します。加齢による筋力低下、柔軟性低下、運動前のストレッチ不足などが原因となります。肘関節の曲げ伸ばしを繰り返す職業の人に生じやすいものです。ゴルフのスイングをした時に痛みを感じることから、ゴルフ肘とも呼ばれます。

上腕骨内側上顆炎の症状について

・肘関節の内側の痛み
・手を握った時に痛い
・蛇口や瓶の蓋の開け閉めで痛い
・釘打ちの仕事で痛い
・テニスのフォアハンドで痛い
・ゴルフのスイングで痛い

上腕骨内側上顆は、手関節および手指の屈筋群、回内筋の起始部であり、ここに炎症が生じると肘の内側から前腕にかけて痛みや圧痛を生じることがあります。

画像検査・診断

単純レントゲン検査では骨の変形を、超音波検査やMRI検査では軟部組織の損傷や炎症を評価するのに有用です。

治療について

対処法はアイシングと安静が第一です。リハビリテーションとしては前腕筋のストレッチングを行います。
消炎鎮痛剤や外用を併用し、痛みが強い場合はステロイドの局所注射を行います。
痛みがなかなか治らなず、長引いている場合、長野整形外科クリニックでは体外衝撃波を行っています。
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