第22回 International Society for Medical Shockwave Treatment 参加報告
日時:2019年5月23日〜5月26日
場所:北京
参加:松岡佑紀
2019年5月23日〜5月26日の日程で第22回 International Society for Medical Shockwave Treatment (ISMST) に参加いたしました。
ISMSTとは国際体外衝撃波学会であり、今年は北京で開催されました。
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私は、足底腱膜炎に対する体外衝撃波治療の研究に関して発表を行いました。
体外衝撃波治療は先進の治療であり、分からない事がまだまだ多くあります。我々の今回の研究は、足底腱膜炎の治療において極短期間の治療を観察し、1回目から3回目の治療の効果を見ると各患者間で治療効果にかなりのばらつきがありました。しかし、その中でも治療を続けていく事で症状が改善に向かう患者も多くいたことから、短期間の治療効果のみで治療の良し悪しは判断できないことが今回の研究でわかりました。
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国際学会に参加したことで世界の体外衝撃波治療の流れや、今何がわかっていて何がわかっていないのかを知る事ができました。体外衝撃波治療は簡便に疼痛の緩和、組織の修復が図れる事がメリットですが、治療効果には個人差があります。
私の目標はなぜ治療の結果に個人差が出てしまうのか、体外衝撃波の治療効果を高めるにはどのような事が必要なのかを明確にしていく事です。
今回の国際学会への参加で得たものを当法人の体外衝撃波治療に活かし、患者さんに還元していこうと思います。
長野整形外科クリニック 理学療法士 松岡佑紀