スポーツをする子どもに多い踵の痛み「踵骨骨端症(セバー病、セーバー病)」

2020/03/26

踵骨骨端症(セバー病、セーバー病)の原因とは?

 成長期の踵(かかと)には成人とは異なり骨端核という柔らかい骨があります。そこにはふくらはぎの筋肉やアキレス腱、足の裏の筋肉が付いており、ジャンプやダッシュ、ストップなどの強い力が加わる運動を繰り返すことにより負荷が加わり、炎症を起こします。炎症が起こると痛みとともに踵骨の骨化障害が生じます。小・中学生の男の子に多いとされています。
 

踵骨骨端症(セバー病、セーバー病)の症状は?

・踵の部分を圧迫すると痛みがある
・運動時・運動後に踵の痛みを訴える
・歩行時痛
・安静で症状が軽快する

画像・診断について

単純レントゲン検査で踵骨骨端核の形状評価、MRI検査では骨内及び周囲の炎症評価をします。

踵骨骨端症(セバー病、セーバー病)の治療

保存療法
症状が軽ければ日常生活での制限はありません。運動は痛みのない範囲で行うようにします。
痛みの強い時期は、原則的に運動は禁止です。痛みが続く場合は安静を図るため、松葉杖も使用します。
リハビリテーションではストレッチなどの運動療法、踵へのストレスを減らすための装具療法を行います。
 
長野整形外科クリニック
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