ソフトバレー中に肩に痛みが生じた症例 ~ソフトバレーのスパイク動作に着目して~

今回はバレーのスパイク動作時に痛みが生じる症例に対してのリハビリテーションを紹介します。
このような症状の場合は肩関節後方の柔軟性低下が痛みの原因になる症例が多いです。

症例情報

年齢:71歳
性別:男性
スポーツ:ソフトバレー/趣味程度で月2~3
仕事:農業
症状経過
症状:スパイク打つ時(テイクバック)に肩前面に痛みがあります。


理学所見
腕がベッドと平行になるところまでくると正常可動域ですが今回はそこまで動いていません。
オーバヘッドスポーツ(野球やバレーなど)ではこの方の可動域が重要になってきます。

実際のリハビリテーション

まずは素振りから疼痛がないことを確認して徐々にスパイクの打つ数、強さを調整していきました。
肩の可動域獲得を目的とし、3つのストレッチはそれぞれ肩後方の筋肉のストレッチを行っています。

・広背筋ストレッチ



・スリーパーストレッチ



・後方マッサージ フォームローラー

治療経過

今回の症例は肩関節への介入後、スパイク時痛改善を認めました。
受診から肩可動域改善し(2ER70→90)日常生活動作バレーのスパイク動作での疼痛が消失しました。

今後も肩関節後方柔軟性低下、肩甲帯機能低下に対してさらなる改善を目標にリハビリテーションを継続しています。

 
長野整形外科クリニック
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