SHOCK WAVE研究会学術集会 参加報告

日程:平成30年6月24日(日)
場所:大崎ブライトコアホール

6月24日に日本運動器 SHOCK WAVE研究会学術集会が大崎ブライトコアホールで開催されました。
SHOCK WAVEとは衝撃波のことであり、近年、この衝撃波を利用した体外衝撃波疼痛治療機が新たな疼痛治療の手段として整形外科分野で注目を集めています。
 この治療装置が痛みをとる機序は、機械から出た圧力波が体内に放出され、患部周囲の痛みを出している神経をマヒさせ除痛を行います。さらに長期的な効果としては痛んだ組織を再生させる効果があります。
今回の学術集会では、体外衝撃波治療装置による治療の成績、効果のある疾患等の発表が中心でした。例を挙げると脛骨の疲労骨折がおきた大学生に対しスポーツを行いながら体外衝撃波治療を行いながら痛みをコントロールすることで、運動中止による競技能力の低下を防止したり、骨折した骨の癒合を早めたりと治療の可能性はとても広いと感じました。また、体外衝撃波治療でも症状が改善しない例の発表もあり、体外衝撃波を使うべきか、使わないべきかの境界線が明確になってきました。
 当AR−Exグループでも体外衝撃波疼痛治療機が東京(都立大整形外科クリニック)長野(長野整形外科クリニック)に導入され難治性疼痛外来がスタートしました。一般外来で治療をしていてもなかなか良くならない患者さんに対し、詳細な検査を行った上で体外衝撃波治療を自費で行っています。ご興味のある方がいらっしゃいましたらスタッフまでお尋ね下さい。

長野整形外科クリニック 理学療法士 松岡 佑紀

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