投球障害予防セミナー開催報告
11月、12月に小・中学生のための投球障害予防セミナーが開催されました。
当院にも野球少年が多く受診しています。多くは肩・肘のトラブルで受診しており、
軽症例は良いのですが、受診した時には症状が進行してしまっていて、
しばらく投球を控えなければならない…なんてこともしばしばです。
もう少し早く見つけられていたら投球制限の必要もなかったかもしれない…
早期発見・治療で野球を楽しく続けられるように!!
そんな思いからこの企画が立ち上がりました。
第一回では野球肩、第二回は野球肘についての説明と検査、予防についての講座を開催しました。
検査では関節を動かしての検査以外にも超音波画像診断装置を用いての評価を行いました。
検査内容は肩甲骨の位置の左右差、肩関節の動き、肘周辺に押して痛い箇所がないか、
肘を捻って痛みが出ないかどうかをチェックしました。
「肩の動きチェックの様子」
「小山柔道整復師の説明を熱心に聴く選手と保護者の方」
セミナーの後半は信濃グランセローズ尾中トレーナーによる
強くなるための体幹トレーニングを行いました。
「股関節の柔軟性アップと体幹のトレーニングの様子」
いつもの練習でやったことがあるトレーニングでも
実際にトレーナーから指導を受けることで子供たちもいきいき!いい汗をかいていました!
ここで重要だったのが、トレーニングは正しいやり方でやってこそ効果があらわれるということでした。
間違ったやり方でトレーニングをしていても効果が少ないばかりか、
かえって痛めてしまうこともあります。
今自分が行っているトレーニングはどこを鍛えているのか、子供たちにも一緒に考えながら行ってもらいました。