体外衝撃波治療の適応疾患

国際衝撃波治療学会(ISMST)に認可された整形外科領域の適応疾患

・慢性腱障害
・肩石灰沈着性腱板炎 
・肘外側上顆炎 
・大転子疼痛症候群 
・膝蓋腱症
・アキレス腱炎
・足底筋膜炎
・骨病変
・骨折遷延治癒
・偽関節
・疲労骨折
・関節障害のない無腐生骨壊死
・関節軟骨欠損を伴わない離断性骨軟骨炎(OCD)

日本では難治性足底腱膜炎に対する体外衝撃波治療の保険適応が認められていますが、足底腱膜炎以外にも効果が期待できる疾患がありますので、当院で行っている治療も踏まえ、紹介いたします。
内側上顆炎、外側上顆炎の体外衝撃波治療
一般的にはゴルフ肘やテニス肘と呼ばれる整形外科疾患です。上腕骨に付着する指を曲げ伸ばしする腱が使い過ぎや外傷により損傷します。損傷部には炎症が起こり、腕を安静にできないがために、炎症が引かず、痛みが治らずに慢性化してしまう患者さんをよく経験します。
当院ではリハビリテーションで良くならない内・外側上顆炎の患者さんに体外衝撃波治療を行っています。また、体外衝撃波と注射を組み合わせることでさらに高い効果が期待できます。
 
 
疲労骨折の体外衝撃波治療
脛骨や第5中足骨の疲労骨折において当院では積極的に体外衝撃波治療を行っています。当院では新体操やサッカー選手に行うことが多いです。大きな大会が近く痛みなくプレーしたい、練習を休めないため痛みを抑えながら練習をやりたいといったニーズに応えられるように治療を行っています。通常の治療はスポーツを休止し患部を安静にして回復を待ちますが、体外衝撃波治療を行うことでスポーツを続けながら患部の回復を促すことが可能になってきました。運動を行いながらの治療になりますので疼痛消失までの期間は伸びる印象になりますが痛みのコントロールをしながらスポーツを継続したい選手のニーズに応える治療になります。
 
第5中足骨
脛骨
膝関節及び肘関節の離断性骨軟骨炎(OCD)
思春期から青年期におこりやすい疾患で、軟骨下に起こる特殊な骨壊死で骨軟骨の離断が生じます。通常、超音波骨折治療器(リーパス)などを用いて骨修復を促しますが良くならない症例は体外衝撃波を用いて治療を行うことがあります。比較的早期(初期から進行期前期)に治療を行うと効果が期待できます。
偽関節
骨折の重篤な後遺症の1つであり、8ヶ月以上経過しても骨癒合を認めないものや、骨折部の骨癒合の過程が完全に停止したものを言います。体外衝撃波を患部に照射することで再度、骨の修復を促すことが可能になり効果を認めた症例が世界でいくつも報告されています。
 
長野整形外科クリニック
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