日本柔整外傷協会主催エコーセミナー参加報告
日時:平成29年7月30日(日)13:00~16:00
場所:おおえのき接骨院 品川院
講師:大榎 良則先生
整形外科分野ではレントゲンやMRI・CTを用いた検査が多く用いられていますが、近年ではより簡便で、患者負担の少ない超音波診断装置(エコー)を用いた評価が多く行われています。エコーはレントゲンやMRIでは見えない筋や腱などの軟部組織の形状を観察できるとともに、関節を動かしながら患部の状態を評価できることが特徴です。当院でも積極的に用いています。
例として上腕二頭筋腱(力こぶの筋肉)を描出したエコー画像を掲載します。左の正常例と比較して、右の画像では筋の周囲に黒い部分があり、炎症を起こしている様子が確認できます。
セミナーでは代表的な疾患を例に、エコー画像の見方や操作方法などを学びました。
平成30年度より柔道整復師の養成カリキュラムが改訂され超音波評価が必須科目になります。柔道整復師としてエコー評価は今後さらに必要なスキルになると考えられるため、今後も継続して日々研鑽し、患者さんへ還元できるよう努めていきます。