足関節骨折に対するプレート固定後の患者さんへのリハビリテーション~足関節のアーチ機能に着目して~

今回は足関節骨折に対するプレート固定後の患者さんのリハビリを紹介します。
他院で手術、リハビリを行い、日常生活で問題のないレベルまで回復しましたが、ランニングでの足関節前方の痛みが気になり来院されました。
このような症例では、足関節を支える機能が低下していることが多く見られます。

症例情報

性別:男性
年齢:35歳
職業:事務職
スポーツ:ランニング・ゴルフ
主訴:ランニング中の足関節前面の痛み  
症状の経過
他院で足関節骨折に対してプレート固定を行い、日常生活は特に痛みなく行えていました。
しかし、長時間の歩行後やしゃがみ込みの動作で違和感が残ることや、ランニングで足関節前方に痛みが出ることが気になり来院されました。
リハビリでは足関節周囲の機能評価を行い、足部のアーチ保持機能の低下に着目しアプローチしました。

理学所見

①足関節の柔軟性評価
踵をついた状態で膝を曲げていき、膝が壁についた位置で壁からつま先までの長さを計測します。距離が短いほど、柔軟性が低下しています。


②足部のアーチ機能の確認
左の写真が足部のアーチが保たれている状態です。右の写真ではアーチが潰れており、この状態で前方に体重を移動させると、前方に痛みが出現します。

リハビリテーション

・アーチを支える筋のトレーニング①
足の指を握る筋力を鍛えます
 

・アーチを支える筋のトレーニング②
つま先を前方、内側に向ける筋力を鍛えます
 

治療経過

今回は、足関節機能にアプローチしたところ、ランニング時の症状改善が見られました。
介入後に足関節の柔軟性を評価したところ、壁からつま先までの距離は9.5cmから12.5cmに改善し、ランニング時の足関節前方の痛みも消失していました。
現在は運動の制限はなく、症状がなくなったため通院・リハビリ終了となりました。
 
長野整形外科クリニック
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