突き指をして指が伸びなくなった時の原因と治療法「マレット指(マレットフィンガー、槌指)」

マレット指の原因とは?

 指先にボールが当たった時など(突き指)により発生します。DIP関節にストレスが加わり、伸筋腱が付着する末節骨が剥離骨折( 骨性マレット指 )、または末節骨に付着している伸筋腱そのものが断裂し( 腱性マレット指 )、DIP関節の自動伸展ができなくなります。野球やバスケットボール、バレーボールなどの球技系のスポーツに多いです。
 

マレット指の症状

・DIP関節が曲がったまま、自力で伸ばせない
・指の変形(マレット指変形)

画像検査・診断について

身体所見でマレット指変形が見られないか、
単純レントゲン検査で骨性マレットの有無を、超音波検査で腱性マレットを確認します。

例)環指骨性マレット指

 

マレット指の治療

腱性マレット指…保存療法が主となり、装具(マレットフィンガースプリント)を使用し、6~8週間の固定をします。
骨性マレット指…剥離骨片の転位がある場合は手術が必要であるため、近隣の病院へ紹介致します。転位がない場合は腱性マレット指同様、装具で固定を行います。
長野整形外科クリニック
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