日 時:2023年12年19日~12月20日
場 所: 医療法人藍整会なか整形外科京都北野本院
京都市上京区今小路通御前西入紙屋川町1039-31
【目的】
超音波診断機器を用いたリハビリテーションの見学
【内容】
2023年2月にタイ王国バンコクで開催された関西肩コラボレーションミーティング(KKCM)に参加されていた、なか整形外科京都北野本院に施設見学に行ってまいりました。なか整形外科京都北野本院では人工関節置換術(股関節・膝関節)などの手術も行っており、入院リハビリテーション、外来リハビリテーションを展開されています。治療見学を対応くださった松本裕司先生(理学療法士)は名古屋スポーツクリニックでも勤務歴がありエコーの活用に関してお伺いすることができました。触診で患部に触れる際にはいくつもの軟部組織が重なり合っており、どの組織が痛みの原因になっているか判断しづらいことがあります。そこで超音波診断機器を理学療法評価で用いることで原因究明の精度があがります。侵襲性もなく、視覚的に治療もできるため非常に有効な手段になります。
超音波診断機器の活用以外にも普段の臨床での疑問を他施設の方とディスカッションすることができ、新たな発見がありました。タイミングよく人工股関節置換術の見学もさせていただきました。当院では関節鏡視下手術のみのため、学生ぶりの人工関節置換術はとても新鮮でした。なか整形外科京都北野本院での人工股関節置換術後の退院までが1週間程度と短く、手術創部(傷口)10cm以内となっており、自身が学生時代に習ったものと大きく変わっていました。日進月歩する医療に乗り遅れないように自身の専門分野、分野外にも興味を持ち学び続けたいと思います。
(リハビリテーション室)
(超音波診断器Canon Aplio i700)
理学療法士 髙野 秀人
髙野 秀人