学 会:臨床スポーツ医学会
日 時:2023年11年11日~11月12日
場 所:パシフィコ横浜ノース
【内容】
第34回臨床スポーツ医学会学術集会に参加したためご報告致します。
臨床スポーツ医学会学術集会は年に1度開催しており、スポーツに携わる多くの職種が集う会です。医師、歯科医師、栄養士、理学療法士、トレーナーがスポーツに関するテーマでディスカッションを行います。今回最も興味深かったのは日本足の外科学会と合同シンポジウムとなった『足関節捻挫の集学的保存治療』です。スポーツの外傷の中でも特に多いとされる足関節捻挫に関して解剖、論文的考察、実際の医療現場の角度からディスカッションが行われました。論文的考察の中からは診療ガイドライン(医学的根拠が高い治療指針をしめしたもの)についても触れていました。ただ、ガイドラインに忠実に則った治療選択が必ずしも良いわけではなく、ガイドラインを考慮しつつ患部の状態や患者さんの生活背景を含めて治療方針を決定していくことが求められていました。発生頻度が多い疾患だとしても全く同じ患者さんはいない事を加味し、最善の方針をとれるように日々の臨床に向き合っていきたいと思います。
長野整形外科クリニック 理学療法士
髙野 秀人
髙野 秀人
この記事を書いたスタッフ
理学療法士
髙野 秀人
髙野 秀人
花火の名所長岡から長野に移住して5年目!長野県の冬の日照時間の長さと山の美しさ(もちろんえびす講煙火大会も!)に魅了されています。私の治療方針は患者さんと二人三脚で進めるリハビリです。患者さんが目指すゴールに寄り添うこと、症状を十分に説明し、何故この治療が必要なのかを理解していただくことを大切にしています。また足関節を専門にしており、足関節の症例を多く担当させていただいております。陸上競技の経験からアジリティー(俊敏性)トレーニングを得意とし専門の資格も取得しました。速さにこだわりがある方、ぜひお声掛けください。