セラピストのためのRISEセミナー 足部・足関節マネジメント 参加報告

2019/09/09
#理学療法士
理学療法士
友金 滉太

日時:2019年8月25日
場所:AR-Ex 尾山台整形外科
講師:小林 匠先生(北海道千歳リハビリテーション大学 教授)

 足関節は、人体の中で唯一地面と接している箇所であり、体重による負荷や、不安定な地面などの負荷を受けて動いています。様々な負荷を受けることで足関節の正常な動作が損なわれてしまい、結果、扁平足や外反母趾等の足のトラブルが増えていきます。

写真は、しゃがみ込み動作の様々なパターンです。
正常なしゃがみ込み動作は左の写真です。中央の写真は足首の背屈可動域が低下することで足趾が屈曲してしまい、背屈の動作に制限がある状態です。右の写真は一見背屈動作の制限がないように見えますが、足部を内がえしして土踏まずを過剰に低くすることで背屈動作を代償しています。
 このように正常ではないパターンで足首の動作を繰り返す事で、異常なストレスが足関節にかかり、結果的に足部の痛みを抱える方が多く見られます。トラブルを回避するためにはストレッチが有効ですが、充分な筋力がないとまた足関節の可動域に制限が出来てしまいます。そこで、足関節の筋力を検査するために紹介されたのがPFBTという検査です。
一般的に地面を蹴る底屈動作の筋力測定は繰り返しかかとを上げる検査ですが、PFBTと呼ばれる検査は検査者がかかと上げをしている状態の足をつかみ地面に押し下げます。筋力が低下していると押し下げられてふらついてしまいます。
 様々な客観的指標を用いて、より質の高いリハビリテーションを行いたいと思います。
長野整形外科クリニック 理学療法士 友金滉太
この記事を書いたスタッフ
理学療法士
友金 滉太
2015年度に入職させていただきました。友金滉太と申します。
故郷の愛知県から引っ越してきて仕事をさせていただいております。
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