2月 成田崇矢先生の臨床指導・勉強会

2月 成田崇矢先生の臨床指導・勉強会

当院では1カ月に1度、桐蔭横浜大学教授であり理学療法でもある成田崇矢先生による勉強会を開催しています。

テーマは脊柱管狭窄症と歩行観察について

今回は、高度な脊柱管狭窄を認め長距離歩行が困難の実際の患者さまをケースとして、歩行観察をテーマに勉強会を行いました。
患者さまの訴えが「歩行や立っていると脚の痛みやしびれが増強する」ことで、実際に歩行観察を行った結果、歩行時の脚に体重がかかる瞬間で痛みが出現していました。
成田先生はその方の治療の際、重力と床反力に注目して動作指導を行い指導後に歩行時や立っている姿勢の痛みが軽減しました。



成田先生からは、歩きの痛み・体重のかけ方・体の傾きをしっかり確認することが重要であると指導を受けました。
この患者さまでは、右脚の蹴り出し時に股関節を内側へひねってしまい(内旋)、体重がうまく乗らず荷重時に
体が傾いてしてしまうことが立っている時や歩行の痛みに影響していたと判断しました。
そのため、脚や体の動かし方(モーターコントロール)について成田先生より指導を受けました。

今回は、実際にこの患者さまで行った内容の復習と歩行観察を再現して勉強会を行いました。



脊柱管狭窄症のリハビリテーションに対して重要なことは、症状が悪くなる因子良くなる因子を推測し
症状を誘発している動作を確認し、その動作の原因は何かを突き止めることが大切です。



今回の歩行観察から患者さまの歩き方の指導をすることで痛みが減ることを教えていただきました。
次回は2024年3月16日(土)の予定です。

成田崇矢先生について

成田崇矢先生は脊椎理学療法のトップランナーであり、一般の患者様やトップアスリートへのコンディショニング指導も行っています。
また脊椎やスポーツにおけるリハビリテーションを理学療法士や柔道整復師、鍼灸師など多くのセラピストへ提供している理学療法士の先生です。

臨床指導後の院内勉強会

毎月、臨床指導の後は院内で勉強会を開催しています。
痛みの原因を追究し、実際に痛みを減らすまでの、成田教授のクリニカルリーズニングや技術を直接学ぶことが出来ます。
腰を極めたいセラピストの皆さんへ
この恵まれた環境である当院で一緒に働きながら成長しませんか?
非常勤は週1回からOKです。
当院に興味を持った理学療法士、柔道整復師の方は見学にいらしてください。
成田教授の臨床指導日にお越しくだされば、勉強会にもご参加いただけます。

お問い合わせは、こちら(  03-5758-1321 )まで
アレックス脊椎クリニック
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