ハイドロリリース

2019/06/17
放射線技師
古閑 飛鳥

肩こり・痛みの発生プロセス

 
筋肉の周りを覆う膜を筋膜といいます。筋膜は主にコラーゲンとエラスチンで構成される柔らかい組織です。その組織は筋肉の保護や血管、リンパの流れをよくする機能があります。しかし、機能異常がみられると柔らかい組織なので癒着して引きつれたり、萎縮して縮んだりして筋膜の滑りが悪くなります。筋膜の滑りが低下すると筋膜の中にある筋肉が緊張を起こし血管や神経、リンパ管などの通過部分が圧迫されて肩こりなどの原因となり、ひどい場合、筋膜性疼痛症候群(MPS)に発展します。

・筋膜性疼痛症候群(MPS)
筋肉痛や肩こり等は無理な姿勢等によって繰り返し筋肉に負荷をかけると筋肉が損傷し痛みを感じます。数日後、筋肉は徐々に回復されますが負荷が続くと短期間で回復ができなくなり、筋膜も癒着し筋肉の柔軟性が低下され痛みの状態が長く悪化します。この状態を筋膜性疼痛症候群(MPS)といい1980年代にアメリカで医学的に発表され、日本に広まっていきました。
 

ハイドロリリース手順


機能異常がみられる筋膜に生理力食塩水(局所麻酔薬を微量追加)をエコー下で注入し、癒着した筋膜を剥がして神経や血管、リンパ管などの循環を良くする方法です。エコーを使用することで白く重責した筋膜に的確に注射することができます。

ハイドロリリース 注意点

・ハイドロリリースは傷や縫合部分がある場合は、感染や傷口の広がりの防止のため、医師の判断で処置を行わないことがありますのでご了承ください。

・ハイドロリリースで用いられるエコーは病気発見目的で用いられておりません。正しい注射位置を確認するために用いてるのに過ぎません。

・ハイドロリリースは1回の注射で症状が消失することは限りません。注射の効果には個人差があり患者様の症状によって治療案を提案させて頂くことがあります。


 

この記事を書いたスタッフ
放射線技師
古閑 飛鳥
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診療放射線技師
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アレックス脊椎クリニック
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