腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の手術を希望・相談で当院に来院される患者様へ

2020/08/31
柔道整復師
菊池 美乃里

当院では 腰椎椎間板ヘルニア 腰部脊柱管狭窄症 内視鏡手術を行っています。
日本各地から内視鏡手術を希望・相談しに患者様が来院されます。

このページでは、初診時に お持ちいただく物 や 手術までの流れ 、注意点を掲載しています。
 

持ち物

健康保険証
医療証、労災保険・自賠責保険などの書類 当院では自賠責・労災の手術はしておりません
お薬手帳
紹介状(通院している病院・整形外科からの情報提供として)
デジタル画像データ(これまでの症状に関係するもの)

 

手術までの流れ

冒頭で記載がある通り、当院では"腰椎"の内視鏡手術を行っています。
しかしながら、整形外科単科の有床診療所であるため、心疾患や呼吸器障害などの重度の持病をお持ちの方は受け入れが難しい場合もあります。
また、手術を希望されない患者様のご相談も受けています。
「手術は出来るならしたくない」「いま飲んでいる薬が効かない」「今後どうしたら良いの?」などのお悩みも是非ご相談ください。
1.受付
お持ちいただいた保険証や書類、画像データを提出してください。
カルテ登録作業を行う間に問診票をご記入いただきます。
事前にダウンロード・A4サイズで印刷したものを持参していただいくと、スムーズにご案内が可能です。
問診票PDFをダウンロード

 
2.問診
患者様のこれまでの症状、通院歴、既往症(過去の病気や、婦人科疾患、精神科疾患など)、アレルギーなどの聞き取りをします。
 
3.レントゲン検査
問診を行ったスタッフが医師に申し送りを行い、医師の指示で必要なレントゲン検査を行います。
画像の持参があり追加検査が不要な方は、そのまま診察にご案内が可能です。
しかし、お持ちいただいた画像がある場合でも、以下の場合は追加検査をしていただく場合があります。

●診察日より 3か月以上前 の画像であった場合
●前にかがむ、後ろに反って検査するレントゲンの動態撮影が不足している場合
(当院はリハビリテーションに力を入れており、動態撮影を行うことにより腰椎の可動性をみています)


★ポイント★
Q:MRI画像のみではダメなの?
A:MRIでは神経がどの程度圧迫もしくは狭窄されているかの判断は可能でが、
   腰椎椎間板ヘルニア 腰部脊柱管狭窄症 の多くの患者様は、腰の動かし方が上手でないために、一定の椎間に負荷がかかり病気を発症します。
そのため腰の上手な動かし方が出来ているか、不安定性がないかをレントゲン検査で確認しています。
 
4.診察
レントゲン画像しかお持ちでない方、MRI画像が古い方は、術前評価のためMRI検査へご案内します。

・画像所見
・臨床所見
・痛みの度合い
・日常生活の活動度合い(運動やお仕事でどの程度支障が出ているか)
上記の内容から「どの程度の神経圧迫があり、画像所見と実際の症状が一致しているのか」などを診察で確認し、手術の適応かどうかを判断します。

 

5.手術決定
手術が決定すると、 CT検査 (ヘルニアの石灰化の有無、骨の変形などを立体的に確認するため)を行います。
他にも術前検査、手術・入院説明の受診日のご案内をさせていただきます。
検査日時が限られているものもありますので、スケジュールを担当するスタッフにご相談ください。

また、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の再発を予防するためには、腰の使い方が重要です。
術前・術後はリハビリーテーションのご案内もさせていただきます。



内視鏡手術について   腰椎椎間板ヘルニアと
腰部脊柱管狭窄症の手術
ヘルニコア

6.術前検査
安全に手術を行うために、手術の 4~6週間前 を目安に全身状態の確認を行います。
事前に専門医やかかりつけ医に意見や許可が必要は方は、手術決定の際に紹介状をお渡しすることがあります。

検査項目(既往により差異あり)
①血液検査
②尿検査
③胸部レントゲン
④心電図検査
⑤呼吸機能検査

 

7.手術・入院説明
手術説明
医師から術式や合併症、退院後のフォローアップについて説明します。
また仕事やスポーツの復帰時期、手術に関する質問などがありましたらご相談ください。
ご家族の同席も可能です。

入院説明
入院関係の書類、持ち物、面会などについて説明します。
ご不明な点がありましたらスタッフにお尋ねください。
 
8.入院
毎週火曜日が手術のため、前日の月曜日に入院となります。(一部、水曜日や金曜日に手術をする場合もあります)
入院時間は 13:00 です。

お車を運転して来てのご入院はできません。(ご家族の送迎、もしくは公共交通機関でご来院ください)
新型コロナウイルスによるクラスター発生防止のため、入院前に5日間の体温測定を実施してます。(2023年6月 現在)
 
9.手術
1日最大3名で順番に手術をしており、入院中もリハビリテーションを行います。
退院日はそれぞれの手術内容、術後の状態によって異なります。

手術日から約1週間後 に術後の診察予約をお取りします。
きずの状態や症状確認を行ってから、外来リハビリテーションを開始します。


手術以外の治療法として、PRP治療も行っております。
詳しくは診察で医師にお尋ねください。
この記事を書いたスタッフ
柔道整復師
菊池 美乃里
はじめまして。
外来で診療クラークとして勤務している、柔道整復師の菊池美乃里です。
患者様に寄り添い、サポートしていけるよう努めております。
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