超音波検査
こんな経験ありませんか?
レントゲンを撮影したが異常が見つからず、後日超音波検査やMRIを受けてみると筋肉の損傷を指摘された…。
このような経験はありませんか?
それは、検査にはそれぞれ得意分野があってお互いに補い合って総合的診断に寄与しているからです。
例えば「レントゲン」は骨の状態や石灰化の有無などの診断に向いてます。超音波検査はその逆で、筋肉・靭帯など軟部組織の診断に向いています。
超音波検査の特徴
その1:簡単・早い
検査にかかる時間は数分です。
その2 :軟部組織の評価に特化
軟部組織の異常を見つけるのに特化しています。
その3:多段面からの評価が可能
リアルタイムで様々な角度から患部の様態を観察ができます。
その4 :非侵襲的な検査
使用される超音波は人体に害がなく、体にかかる負担はありません。赤ちゃんの健康診断にも使われています。
超音波検査の治療
辛い肩こりや痛み対して有効である ※ハイドロリリース(または筋膜リリース) を当院では日常的に行っています。
※ハイドロリリースとは、筋膜が癒着している部分に超音波ガイド下で局所麻酔を極少量混ぜた生理食塩水を注射する手法です。
注射した生理食塩水の圧力で癒着した部分を剥がすことで、こりや痛みの軽減が期待できます。
個人差はありますが、副作用がなく注射した直後から効果が表れます。
しかし 症状の改善は一時的に過ぎません 。
良い状態を保つためには、ハイドロリリース後には適度に体を動かすことが望ましいと言えます。
超音波ガイド下で行う神経根ブロック
当科ではより安全性と正確さを求め 頚椎 神経根ブロック は超音波ガイド下で行っています。
頚椎神経根ブロックは頚椎ヘルニアなどの治療に用いられます。
頚椎には神経だけでなく脳に繋がる大切な血管も通っておりブロック注射時には注意が必要です。
超音波でしっかりと位置を確認し、安全性を高めると共に患者様の負担が少なくなるように配慮しています。