3月成田崇矢教授の臨床指導・勉強会

当院では1カ月に1度、桐蔭横浜大学教授であり理学療法士でもある成田崇矢教授による勉強会を開催しています。

テーマは末梢神経と前屈について

今回は、前屈をすると左太ももの後ろに痛みが出現する体操選手の症例を元に勉強会を行いました。
この症例の主訴は、左脚のストレッチや前屈をすると左太ももの後ろに痛みが出現し体操が全力でできないでした。
問診の中で、以前あん馬で左おしりをぶつけたことを話していました。

問診・検査を行った結果、末梢神経系の問題が考えられ末梢神経の動きをだすような施術を実施しました。
その後、前屈での痛みは軽減するものの、最終域になると痛みが残っていました。
次に坐骨神経をおしりから大腿部までほぐすことで痛みはさらに軽減しました。

この痛みは坐骨神経の滑走障害による痛みであると考えました。
滑走障害をおこす原因の１つとして炎症があり、術後や外傷後に生じることが多いです。
この症例もあん馬で殿部をぶつけてしまったことで炎症が起き、修復するためにその部分が硬く動きづらくなってしまい前屈や脚のストレッチで痛みが起きていると指導していました。

今回は、実際にこの患者さまで行った内容の復習と神経の動きを出すアプローチの仕方をスタッフ間で実施しました。

次回は2024年４月20日（土）の予定です。

成田崇矢教授について

脊椎理学療法のトップランナーであり、一般の患者様やトップアスリートへのコンディショニング指導も行っています。
また脊椎やスポーツにおけるリハビリテーションを理学療法士や柔道整復師、鍼灸師など多くのセラピストへ提供している理学療法士の先生です。

臨床指導後の院内勉強会

毎月、臨床指導の後は院内で勉強会を開催しています。
痛みの原因を追究し、実際に痛みを減らすまでの、成田教授のクリニカルリーズニングや技術を直接学ぶことが出来ます。

腰を極めたいセラピストの皆さんへ

この恵まれた環境である当院で一緒に働きながら成長しませんか？
非常勤は週1回からOKです。
当院に興味を持った理学療法士、柔道整復師の方は見学にいらしてください。
成田教授の臨床指導日にお越しくだされば、勉強会にもご参加いただけます。

お問い合わせは、こちら（ 03-5758-1321 ）まで