11th World Congress on Low Back and Pelvic Girdle pain (第11回 国際腰部骨盤帯痛学会) 学術発表報告

2023年11月1~4日、オーストラリアのメルボルンで開催された【11th World Congress on Low Back and Pelvic Girdle pain】(第11回 国際腰部骨盤帯痛学会)において当院理学療法士の田中聡子がポスター発表してきました。
 
 
 
発表内容
『Intensity of low back pain in the Third-trimester pregnancy is related to postpartum pain』
(妊娠後期の腰部骨盤帯痛と産褥期以降も継続する腰部骨盤帯痛との関連について)
 



43名の妊婦を対象にしたアンケート調査の結果、妊娠後期に疼痛強度が強い場合と、疼痛部位が多い場合は、産褥期以降も腰部骨盤帯痛が継続する傾向があることがわかりました。
妊娠中にこのような痛みがあった場合は、早期に整形外科を受診し、リハビリテーションを行うことで、症状を最小限に抑え、長期的な後遺症を防ぐことが出来るかもしれません。
 
 
 
妊娠、出産を機に、腰痛を発症する方は少なくありません。
産褥期以降、痛みが消える方が多いですが、なかなか痛みが消えない方もいらっしゃいます。産後だからといって、腰痛は当たり前ではありません。
痛みを我慢しながらの育児は大変です。我慢せずに整形外科への受診をお勧めします。
調査に協力してくださった妊産婦の方々に、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
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