5月 成田崇矢教授の臨床指導・勉強会
5月 成田崇矢教授の臨床指導・勉強会
当院では1カ月に1度、桐蔭横浜大学教授であり理学療法士でもある成田崇矢教授による勉強会を開催しています。歩行時に残る殿部痛の原因について
今回は腰部脊柱管狭窄症の手術後の症例です。手術により脊柱管の狭窄部分は改善されましたが、歩行時に残る殿部痛の原因となる姿勢や動作の修正が必要であることがわかりました。
具体的には、歩行時に殿部痛が残る症例に対して立位での姿勢評価を行いました。
姿勢評価では疼痛が出現しないため、長軸方向に力を加えて疼痛が再現するか確認する「長軸圧縮テスト」を実施しました。今回の症例の場合、上部体幹が後方位にあり、ストレスをかけることで歩行時の疼痛と同様の痛みが再現されました。
そこで、重心の位置を修正し腹部を意識することでストレス時の疼痛が軽減されることがわかりました。
その修正された姿勢で歩行していただくと、殿部痛の軽減が見られました。
腰部脊柱管狭窄症の手術後のリハビリテーションでは、術前の原因動作を問診や姿勢・動作を修正することが大切です。
これが改善されなければ、再発のリスクが高まる可能性があると指導を受けました。
今回は、実際にこの患者さまで行った内容の復習と神経の動きを出すアプローチの仕方をスタッフ間で実施しました。
成田崇矢教授について
脊椎理学療法のトップランナーであり、一般の患者様やトップアスリートへのコンディショニング指導も行っています。
また脊椎やスポーツにおけるリハビリテーションを理学療法士や柔道整復師、鍼灸師など多くのセラピストへ提供している理学療法士の先生です。
臨床指導後の院内勉強会
毎月、臨床指導の後は院内で勉強会を開催しています。痛みの原因を追究し、実際に痛みを減らすまでの、成田教授のクリニカルリーズニングや技術を直接学ぶことが出来ます。
腰を極めたいセラピストの皆さんへ
この恵まれた環境である当院で一緒に働きながら成長しませんか?非常勤は週1回からOKです。
当院に興味を持った理学療法士、柔道整復師の方は見学にいらしてください。
成田教授の臨床指導日にお越しくだされば、勉強会にもご参加いただけます。
お問い合わせは、こちら( 03-5758-1321 )まで