2024年9月12日～13日「日本スポーツ整形外科学会2024」が大隈記念講堂、早稲田キャンパス、リーガロイヤルホテル東京で開催されました。
当院理学療法士の勝又哲が「小学生における片側および両側腰椎分離症の骨癒合の特徴」という演題で学会発表しました。



小学生の腰椎分離症は、まだ症例数が少なく、十分に解明されていない部分が多い疾患です。
しかし、特にサッカーや野球を行う小学生のスポーツ選手において、腰椎分離症の発見が遅れる傾向が見られます。
その結果、診察時には既に症状が進行しており、将来的な予後に大きな影響を与えるケースが少なくありません。
このため、腰椎分離症の早期発見が非常に重要です。

お子様が腰痛を訴えた際には、まず病院で専門的な診断を受けることが大切です。
また、保護者の方々や指導者の皆様が、気軽に病院で受診できる環境を整えることも大事です。
これには、ホームページやSNSなどを通じて、適切な情報発信を行うことが必要と考えています。
私たちは、「腰痛撲滅」を目指し、日々の臨床において早期発見・治療に全力で取り組んでいきたいと思います。