第29回 日本臨床スポーツ医学会学術集会

2018年11月2日~3日にかけて札幌コンベンションセンターで開催された、第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会において、
当院理学療法士の朝重信吾が「内視鏡下手術を施行したアスリートの競技復帰」のテーマで口述発表を行いました。



アスリートの腰椎椎間板ヘルニアは、競技に関わらず練習中や試合中に発生することが多いと言われています。保存療法で改善が認められない症例や早期の競技復帰を希望する症例に対しては、手術療法が選択されることがあります。
手術方法は、術創部が50mm~80mmの直視下で行うLOVE法や術創部が20mmの内視鏡下で行うMEDがあります。
しかし、近年ではより早期の復帰を目的として術創部が8mmでより低侵襲の経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア切除術
(percutaneous endoscopic discectomy:PED)を選択することが増えています。
 
当院でも、アスリートの腰椎椎間板ヘルニアに対してPEDを行っており、今回の発表では、PEDを施行し早期にスポーツ復帰した、
ラグビー選手と野球選手の2症例の報告を行いました。2症例とも術後3ヶ月(平均3.1ヶ月)で復帰しました。

現在、アスリートの腰椎椎間板ヘルニアに対するPED後の競技復帰時期は2~4ヶ月と報告されています。今回の2症例も、術後翌日から
深部体幹筋や下肢の柔軟性改善を目的にリハビリテーションを開始し、ADLでの動作指導、競技復帰に向けたトレーニングを実施した
結果、術後約3ヶ月で競技復帰できました。
術後のリハビリテーションが円滑に進められた理由として、PEDの術創部が8mmと侵襲が少なく術後翌日から深部体幹筋の筋収縮を促すことができ、痛みに合わせて負荷を上げられたことが考えられます。そのため、本症例の腰椎椎間板ヘルニアに対するPEDはアスリートの
競技復帰に有用でした。
 
発表後は、多くの先生方からご指導、ご意見を頂きました。これらを参考に今後も研鑚していきます。



 
アレックス脊椎クリニック
理学療法士 朝重信吾















 
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