腰椎椎間板ヘルニアの手術
腰椎椎間板ヘルニアの手術
当院は内視鏡を用いた腰椎椎間板ヘルニアの手術を行っています。
腰椎椎間板ヘルニアで手術が必要な症状と適応
・坐骨神経痛や足のしびれなどの症状が強い方
・症状が3ヵ月以上続いていて、症状の軽快がみられない方
・内服や神経ブロック注射を行っても変化がない方
・リハビリを行っても症状が改善しない方
・尿漏れや残尿感などが出現している方
・足首が上に上がらない、つま先立ちができないなどの筋力低下がみられる方
これらの症状が適応です
腰椎椎間板ヘルニアの手術方法
・全内視鏡下椎間板切除術(FED法)
・ヘルニコア
手術の傷口 | 適応 | 入院期間 | |
FED(PED)法 | 7〜8mm | ヘルニア | 3泊4日 |
ヘルニコア | なし | 軽度のヘルニア | 1泊2日 |
全内視鏡下椎間板切除術(FED法)
直径8mmのチューブの中に内視鏡と内視鏡の中に鉗子を入れて行う手術です。
内視鏡は腰より椎間板に向かって挿入します。
飛び出したヘルニアを鉗子で摘出します。
FED法には2つの方法があります
IL(interlaminar )法:経椎弓間法
IL法は腰の後方からヘルニアを摘出する方法です。
腰椎椎間板ヘルニアが起こりやすい腰椎の4番目と5番目の間(L4/5)、腰椎の5番目と仙骨の間(L5/S1)のヘルニアに対して通常行われます。
TF(transforaminal )法:経椎間孔法
TF法は腰の後側方からヘルニアを摘出する方法です。
上位腰椎(L2/3、L3/4など)のヘルニアの場合に行われます。
ヘルニコア
椎間板内酵素注入療法は、椎間板内に酵素を含んだ薬剤(ヘルニコア)を注射する治療法です。
椎間板が退縮しヘルニアが縮小することで神経の圧迫を弱める方法です。
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