森ノ宮医療大学 「運動器理学療法アップデート講座」(2022 RUSI Work shop 上肢・頚部・体幹)

2022年9月17日~19日、森ノ宮医療大学で開催された「運動器理学療法アップデート講座」に当院理学療法士の井関航が参加しました。
本プログラムは、医療機関等における整形外科疾患(運動器疾患)に対する高度な専門的知識と、治療技術を兼ね備えた理学療法士の養成を目的としています。また、「職能実践プログラム(BP)」として文部科学大臣に認定を受けており、社会人が大学で学んだことを証明する「履修証明書」を取得することができます。
今回、「2022RUSI Work shop」という超音波診断装置(以下エコー)を用いた勉強会が実施されました。
               
「2022RUSI Work shop」 
講師:森ノ宮医療大学 工藤慎太郎 教授
 
○「RUSI」(ラッシー)とは?
・「R」 → Rehabilitative(リハビリテーション)
・「US」 → ultrasound(ウルトラサウンド:超音波診断装置)
・「I」 → imaging(イメージング)
の頭文字をとって、「RUSI」(ラッシー)と読みます。
 
7月2・3日に参加した際は、「腰部・下肢」の撮像方法について勉強してきました。
今回は、「頚部・上肢・体幹」の撮像方法を学んできました。
頚部や上肢(肩・肘・手)は、下肢や体幹に比べると筋肉の1つ1つが小さく複雑に重なり合っています。そして、症状の多くに「しびれ」を伴うことが多い部位でもあります。「しびれ」という症状の多くは「末梢神経」に由来して発症します。複雑に重なり合った筋肉の間や中を走行する末梢神経も、解剖学的に認識されている末梢神経であれば、ある程度エコーで撮像することが出来ます。しびれのある場所をエコーで撮像し、そこに末梢神経があり、押して痛みが再現できるなどの所見が揃うと、末梢神経由来のしびれの可能性が考えられます。このように、エコーは痛みやしびれの判断ツールの1つとして活用することが出来ます。エコーは今まで「わかりづらかった」「理解しづらかった」症状も視覚的に確認できる画期的なツールです。
今後の治療でもエコーを活用し、学んだことを患者様に還元していきたいと思います。

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