1月 成田崇矢先生の臨床指導・勉強会
1月成田崇矢先生臨床指導・勉強会
2024年1月20日(土)桐蔭横浜大学教授の理学療法士、成田崇矢先生の臨床指導・勉強会を行いました。
今回の勉強会では、体操の鉄棒のアドラーの技の練習中に腰痛が出現した前屈時の腰痛が主訴の症例検討をしました。
体幹前屈時の疼痛でまず検討するのは 椎間板性 、 椎間関節性 、 筋性 の腰痛です。
今回の症例は体幹前屈時に腰の真ん中でなく外側に痛みがあり、腸腰筋膜に圧痛を認めたため筋筋膜性の影響で腰痛が出現していると判断しました。
「 筋筋膜性腰痛 」とは、筋肉および筋膜が原因で生じる腰痛のことを言います。長時間の作業、前かがみでの生活や介護やスポーツ動作などで、筋の負担がずっと続いた結果、筋や筋膜に炎症が起きることや血行が悪くなること、筋が固くなり筋内圧が高まることで疼痛が生じると考えられます。
「胸腰筋膜」とは、腰背部をつないでいる強靭な筋膜です。
本症例は体幹前屈時に腹斜筋に強く収縮が入り疼痛部分の胸腰筋膜に影響していると考えました。
その際の体幹前屈のモーターコントロールについて指導をいただきました。
体操選手は体幹に力をいれることが多いため腹斜筋の収縮をしてしまう傾向があるようです。
今回の症例に関しては力を抜くようなイメージで前屈を指導することで1週間で疼痛が軽減しました。
成田崇矢先生について
成田崇矢先生は脊椎理学療法のトップランナーであり、一般の患者様やトップアスリートへのコンディショニング指導も行っています。また脊椎やスポーツにおけるリハビリテーションを理学療法士や柔道整復師、鍼灸師など多くのセラピストへ提供している理学療法士の先生です。
臨床指導後の院内勉強会
毎月、臨床指導の後は院内で勉強会を開催しています。痛みの原因を追究し、実際に痛みを減らすまでの、成田教授のクリニカルリーズニングや技術を直接学ぶことが出来ます。
腰を極めたいセラピストの皆さんへ
この恵まれた環境である当院で一緒に働きながら成長しませんか?非常勤は週1回からOKです。
当院に興味を持った理学療法士、柔道整復師の方は見学にいらしてください。
成田教授の臨床指導日にお越しくだされば、勉強会にもご参加いただけます。
お問い合わせは、こちら( 03-5758-1321 )まで