投球障害肩のリハビリ〜胸郭の柔軟性に着目して〜

2022/06/26
理学療法士
久保 大輝

今回は胸郭の柔軟性低下から投球動作で肩上から後ろに痛みが出る方のリハビリーテーションを紹介します。
このような症状を訴える方は胸郭や脊柱の柔軟性低下が疼痛の原因となっていることがあります。

症例紹介

年齢:14歳 
性別:男性 某シニアリーグ所属
スポーツ:野球/ピッチャー
経過
投球時の痛みを訴えて来院、医師の診察でエコー検査をして、肩に軽度の炎症がみられました。2週間のノースローののち、キャッチボールの許可徐々に投球強度を上げていきました。
同時にリハビリテーションによる身体機能評価と機能改善を実施しました。
 
症状
投球動作アクセレレーションフェーズでの肩前上方の痛み


理学所見


実際のリハビリテーション





治療経過
今回の症例は胸郭、背骨への介入後、ピッチングでの痛みは消失しました。
胸郭、背骨の柔軟性低下と肩甲帯の機能低下が残存しているため、更なる改善を目指して、引き続きリハビリテーションを継続しています。
 
この記事を書いたスタッフ
理学療法士
久保 大輝
スポーツ選手やスポーツ愛好家の方など患者さんそれぞれのライフスタイルに合ったリハビリテーションを提供できるよう心掛けています。肩関節疾患や野球を専門としていますが、それら以外でもお困りのことがありましたらご相談ください。
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