症例紹介
年齢:69歳性別:男性
診断名:右足底腱膜炎
症状:歩き続けると踵が痛い、朝の一歩目で一番踵が痛い。
症状の経過
誘因なく徐々に発症し、他院でステロイド注射を打つも痛みは軽減せず、鍼治療院も利用しましたが、改善しませんでした。疼痛発症から8か月後、当院初診。レントゲン検査やMRI検査により足底腱膜炎と診断されました。
画像検査
レントゲン画像:踵骨に骨棘(棘のような突起)が形成されています。
MRI画像:足底腱膜の付着部に高信号(白く映っている)が確認できます。
「6ヶ月以上の保存療法を行っても改善が得られない難治性の足底腱膜炎」であるため、集中型対外衝撃波を実施しました。
治療
集中型体外衝撃波 実施の様子
実施前の疼痛は10を最大の疼痛、0を疼痛なしで表した場合に「8」でした。
1回目の実施後「5」、4回目には「0.5」にまで疼痛の値が下がりました。(2週間に一回の頻度で実施)
疼痛がほぼなくなり安定したところで体外衝撃波治療は終了し、その後はリハビリを行い、柔軟性や筋力強化、歩容改善が見られたため通院終了しました。
リハビリ内容の一例
・足底ストレッチ(20秒✕3回 3~5回/日)
足首を平面側へ反らしながら、足趾も反らします。
<体外衝撃波治療について>
体外衝撃波治療は『完全予約制』で、体外衝撃波を行う時間を確保して行なっております。その為、診察料金に加えて予約料を頂いております。*初回の場合、予約料は発生致しません。下記URLは当クリニックの体外衝撃波治療の説明ページへ繋がります。
こちらも併せてご覧ください。
https://ar-ex.jp/nagano/165012403521/%E9%9B%A3%E6%B2%BB%E6%80%A7%E8%B6%B3%E5%BA%95%E8%85%B1%E8%86%9C%E7%82%8E
難治性足底腱膜炎に対する体外衝撃波は、保険適応
それ以外のものは現在 保険適応外(実費治療)となります。
初回 15,000円(3割負担)+診察料+検査料
・診察料 約 2000円
・XP、US、MRIなど検査料 約 8000円
・初回体外衝撃波治療 保険算定料 約15000円
合計費用 約 25,000円*
(2回目以降)予約料・・・1回 7,500円(税込8,250円)
*装具、注射など上記以外の治療を実施した場合はその他の費用が発生致します。
★体外衝撃波治療は、適応がございます。体外衝撃波治療は、通常の診察とは別に体外衝撃波治療の予約が必要です。
この記事を書いたスタッフ
理学療法士
片桐 章徳
片桐 章徳
理学療法士の片桐です。患者さん一人ひとりに寄り添い、皆様が望む姿・状態により良く導ける理学療法士になれるよう、精一杯努めます。一緒にリハビリを頑張りましょう。よろしくお願いします。