PRP(多血小板血漿)治療【再生医療】
PRP治療とは
PRPとは多血小板血漿(Platelet Rich Plasma)のことで、ご自身の血液を採取し、遠心分離機を使って血小板を濃縮したものです。血小板には修復を促進する成長因子などが含まれているため、血液を濃縮させて作成するPRPからは大量の成長因子が含まれます。
それを患部に注入することで治癒を促す治療です。
PRPは再生医療に位置付けられます。
適応疾患
当院で行っているPRPは再生医療の 「第二種」 にあたります。※PRPはあくまで本人の治癒力に依存するため、治療効果には個人差があります。
第二種
関節内にPRPを注入することによって、生体内の代謝バランスを改善・保持するのに必要な成長因子等を補充し、慢性的な炎症やそれによって発生する疼痛、組織侵襲を抑制、更には組織修復・再生を促すことを目的としています。
※脊椎由来疼痛PRPで厚生労働省に再生医療提供計画の届出をしている医療機関は、2023年4月の時点で全国で当院のみとなります。
脊椎由来疼痛PRPは「第二種」として受理されております。
- 脊柱管狭窄症
- 椎間板ヘルニア
- 椎間関節症
- 神経根炎
- 仙腸関節炎
治療スケジュール
1. 事前に超音波画像診断やMRI検査を用いて正確に病態を診断します。2. 治療当日に採血をおこないます。通常20cc程度で、広範囲の患部に対してはその倍量となります。
3. 採取した血液を2回遠心分離して濃縮します。通常量で遠心分離に30分程度要します。
4. 濃縮されたPRPを超音波で患部を確認しながら注入します。
5. PRP後はバイタルサイン(体調の変化)が問題なければすぐにご帰宅可能です。
6. PRP後2週間は副反応の注意が必要で通院で状態を観察していきます。
費用
1部位、1回55,000円(税込み)※PRP治療は自由診療となりますので保険適応外です。
含まれる内容
- PRP(1回分)
- 診察
- リハビリテーション