森ノ宮医療大学 「運動器理学療法アップデート講座」(第12回森ノ宮適塾研修会「変形性膝関節症の保存療法Up date」)

運動器理学療法アップデート講座

2023年3月26日、森ノ宮医療大学で開催された「運動器理学療法アップデート講座」に当院理学療法士の井関航が参加しました。
本プログラムは、医療機関等における整形外科疾患(運動器疾患)に対する高度な専門的知識と、治療技術を兼ね備えた理学療法士の養成を目的としています。
また、「職能実践プログラム(BP)」として文部科学大臣に認定を受けており、社会人が大学で学んだことを証明する「履修証明書」を取得することができます。
今回、第12回森ノ宮適塾研修会「変形性膝関節症の保存療法Up date」に参加してきました。

第12回森ノ宮適塾研修会「変形性膝関節症の保存療法Up date」

シンポジウム「変形性膝関節症の保存療法における理学療法士の役割」
 講師:森ノ宮医療大学 工藤慎太郎 教授
    わだ整形外科クリニック 和田誠 院長
    谷掛整形外科診療所 谷掛洋平 院長
    森ノ宮医療大学 川畑浩久 教授
レクチャー1「内側半月板逸脱の最新研究」
    森ノ宮医療大学 堤真大 講師
    広島大学 石井陽介 助教 
レクチャー2「ここまでわかる!慣性センサーで行う歩行分析」
    森ノ宮医療大学 河西謙吾 先生
    大阪ベイクリニック 宮下敏則 先生

 最後に

近年、変形性膝関節症の保存療法は医師の治療、リハビリともに変化しており、ますます連携した臨床実践が求められています。
今回、実例を踏まえて他院の先生とディスカッションする機会をいただきました。
他院でも、超音波画像装置(以下エコー)を使用した診察およびリハビリが盛んに行われており、視覚的に痛みの部位を同定するには、医師も理学療法士も必須のスキルだと改めて感じました。
そして、広島大学の石井先生による講義では、エコーを膝に固定して歩行中の内側半月板の動きを分析した研究はとても秀逸だと感じました。
大阪ベイクリニックの宮下先生の講義では、スマホに入っているセンサーで歩行分析ができるという画期的な発表でした。臨床現場で実施するのは難しいと考えていたため、早く普及してほしいと思いました。

今回の研修会をもって、通年の「運動器理学療法アップデート講座」は終了しました。1年間学んだことをベースに、今後も研鑽を積み続けます。


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