第29回日本整形外科超音波学会学術集会 参加報告(小林)
- 2017/07/08
平成29年9月8、9日に宮崎県で開催された学会に参加して参りました。
今回は「超音波診断装置を用いた疼痛出現方向が異なる腰痛における腰部多裂筋の機能評価」という演題でポスター発表をさせて頂きました。
当法人ではリハビリテ―ションに生かすための超音波評価を研究課題とし、リハビリスタッフ皆で取り組んでいます。
今回の発表は腰痛のリハビリテ―ションに関する内容でした。
腰痛患者は体幹筋の使い方が健常者と異なるというエビデンスがあります。例えば、腰痛のない人は前屈(お辞儀のような運動)をした時に、背筋が緩みます。しかし特定の腰痛患者の場合、背筋が緩まず緊張し続けてしまうというようなものです。しかしまだまだデータが少なく、どんな腰痛に背筋の機能異常が存在するのか、そして症状にどの程度関連しているのか、などはよくわかっていません。これを超音波できちんと評価する事が出来れば、理学療法のプログラムを提供していく上で有用であると考えています。
これからも研究を重ね、質の高いリハビリテ―ションを提供できるよう取り組んで参ります。
発表風景
参加者で記念撮影