第37回東京都理学療法学術大会 発表報告

2018年6月24日に東京都新宿区で行われた、第37回東京都理学療法学術大会において当院の戸田優希 理学療法士が「左膝前十字靭帯再建術後の深屈曲時痛に対し膝窩筋へのアプローチが有効であった一症例」という演題で口述発表致しました。

 
膝の障害をもつ患者さんの中には、膝を深く曲げた時に膝裏に痛みを訴える方がおり、その原因は様々報告されております。(下図参照)その痛みは日常生活やスポーツ活動に支障をきたすため、症状の改善が求められます。



今回、口述発表した症例は膝前十字靭帯再建術後の患者さんで、膝の骨に対して脛の骨が過度に外側を向いており、アライメント(骨の位置関係)が崩れていました。それによって膝裏の筋肉(膝窩筋)の緊張が強まり、痛みにつながっていました。筋肉の緊張を落とすためにマッサージやしっかりと筋肉が機能するようにトレーニングを実施した結果、過度に外側を向いていたアライメントは改善し、膝を深く曲げた際の痛みも消失しました。最終的には、スポーツ復帰も達成できました。




今後も症例1例1例に対してエビデンスに基づいた理学療法評価・治療を実践していきます。
(文責 戸田優希)


 
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