森ノ宮研修
2019年8月19日から8月22日の4日臨床指導でお世話になっている工藤慎太郎先生のもとで当院理学療法士の平川佳祐が研修に参加しました。
工藤先生は森ノ宮医療大学で超音波診断装置を用いた筋の動態評価や三次元動作解析装置などを用いた様々な研究を行なっています。
今回の研修の目的は1つ目が当院理学療法士の平川が現在研究テーマとして行なっている底側踵舟靭帯(スプリング靭帯)という靭帯に関する研究を発展させることです。
2つ目が森ノ宮医療大学で行なっている研究を実際に体験し学ぶことでした。
1つ目の底側踵舟靭帯に関する研究
底側踵舟靭帯とは足部のアーチを支える靭帯で足の疾患に対して重要な役割を果たすと近年注目されている靭帯のうちの一つです。
従来、底側踵舟靭帯が薄くなることで扁平足になると言われていましたが、現在行なっている研究の結果から扁平足になる前から既に底側踵舟靭帯は薄くなっておりその結果、足部疾患に繋がる可能性が考えます。
また本研究の結果をもとに患者様への治療方針に関する提案などができる形にしていきたいと思います。
2つ目に関しては学部生や院生が行なっている様々な研究を体験することで、新たな超音波診断装置を用いた測定手法や研究アイディアを得ることができました。
また、学部生の研究に対する熱心な姿勢に感銘を受けました。
私も研修を通じて学んだ内容を今後のリハビリテーションに応用し、患者様へ還元できるよう精進して参ります。
今回の研修を通じて工藤先生から学んだ内容をもとに今後更に質の高い医療を提供できるよう精進して参ります。
今回お世話になりました先生方に感謝申し上げます。
この記事を書いたスタッフ
理学療法士
平川 佳祐
平川 佳祐
理学療法士の平川佳祐と申します。リハビリ時に病態や治療方針など丁寧な説明を心掛け、患者様にも理解していただいたうえで科学的根拠に基づいた治療を提供したいと思います。よろしくお願い申し上げます。