第29回 日本臨床スポーツ医学会学術集会 参加報告

2018/11/16
トレーナー
岡部 宏行

2018年11月2・3日に札幌コンベンションセンターで開催された、第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会において、当院アスレティックトレーナーの岡部宏行が「下肢の関節可動域・柔軟性・筋力、身体特性が走行時の接地の角度に及ぼす影響」のテーマで口述発表を行いました。

ランニング時の足の接地方法については3パターンあり、トップレベルの選手でも様々な接地方法の選手がいます。接地方法について様々な研究がされ、どの方法が良いのか議論が続いています。

今回、ランニングの接地方法にどのような身体特性の要因(筋力・柔軟性など)が関係しているか調査しました。その結果BMI、股関節・膝関節の前面の柔軟性が接地時の動作に関係していることがわかりました。

BMIが増加すると前足部・中足部接地傾向になる 前足部接地では後足部接地に比べ接地時の衝撃力が少ないため、BMIの大きな選手は接地時の衝撃を減少させるため、前足部・中足部接地を選択していることが考えられます。

股関節・膝関節の前面の硬さがとランニング動作の関係
 

股関節・膝関節の前面の硬さがあると離地(蹴り出し)時に股関節の伸展(ももが後方に行く動き)が制限されてしまって、離地が早くなり接地時間が短くなってしまいます。その結果サポート期(足が接地してから離地するまでの間)のストライドが減少してしまいます。
サポート期のストライド分を補うため、リカバリー期(空中に浮いている時期)のストライドを増加させています。リカバリー期の時間(滞空時間)が長くなるため、それに合わせて接地方法も変化することが考えられます。

今回の結果からランニングの接地方法には身体特性も関与していることが考えられますが、他にも様々な要因があり、今後それらを検討していく必要性を感じました。 また今回の発表後に多くの先生方からご指導、ご意見を頂きました。これらを参考に今後も研鑚していきます。

この記事を書いたスタッフ
トレーナー
岡部 宏行
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