熱中症対策

そろそろ、梅雨も明ける頃合い？！

梅雨が明けると、一気に暑くなりマスクをしていると、熱中症のリスクはさらに高くなるでしょう。熱中症対策を、今から考えておかないと。
熱中症になってからでは遅いのですか！！

というのも、先週熱中症気味になりかけてしまったので、、、

 

暑さ指数

最近、耳にするようになった暑さ指数ってご存知ですか？意外と知らない方が多いのではないでしょうか。
 
これは、熱中症予防のための指標として日本で使用が推奨されているものであり、暑さ指数を理解することによって熱中症を予防することが可能になります。そのため、スポーツ関係者にはもちろん、一般の方にもきちんと理解しておいて頂きたいものです。
 
というわけで、今日は熱中症の指標と暑さ指数（WBGT）について解説します。

熱中症とは、体内での熱の産出と熱の放散のバランスが崩れて、体温が著しく上昇した状態です。
体への熱の出入りに関係する気象条件としては、気温・湿度・輻射熱（太陽からの日射・地表面での反射・建物からの輻射）・気流の4つが挙げられます。

・気温が高い
・湿度が高い
・輻射熱が強い
・風が弱い

という条件は、いずれも体からの熱放散を妨げる方向に作用するため、熱中症の発生リスクを増加させます。

日本では熱中症予防のための指標として、これらの気温、湿度、気流、日射・輻射の気象条件を組み合わせた指標が
暑さ指数（Wet Bulb Globe Temperature：WBGT）です。

これは、気温が低くても熱中症のリスクが高い日や場所がある。ということです。
夏期の湿度の高い日本では、気温だけでなく湿度も熱中症の増加に大きく関係しています。

これらを組み合わせた指標が暑さ指数なんです。


この暑さ指数。6月中旬に少し話題になりました。皆さん、覚えていますか？

小泉環境相「天気予報で『明日は何度です』とやっている中、『暑さ指数も何度です』というのは、確かにまぎらわしいなと」
単位が気温と同じで、わかりにくいとの指摘を受けたもので、例えば、「暑さ指数33」などと単位を外して表現される。と

環境省と気象庁は、熱中症予防対策に資する効果的な情報発信として、
令和２年７月１日～同年10月28日に関東甲信地方の１都８県で「熱中症警戒アラート（試行）」の発表をしています。


熱中症警戒アラート。これからキーワードになるかもしれませんが、、
その指標になるのが、暑さ指数（WBGT）で、気温だけに目を向けず、他の熱中症になるリスクも考慮しましょう！！ということですね。


ちなみにこの熱中症警戒アラートは、
熱中症の危険性が極めて高くなると予想される前日あるいは当日に、対象都県に対して発表されます。
発表された際には、日頃から実施している熱中症予防対策の普段以上の徹底をしましょう！