鏡視下前十字靱帯再建術
- 2016/12/09
当院では、変形性膝関節症の新しい治療法、「クーリーフ」を取り入れています。クーリーフは、2022年9月に厚生労働省から薬事承認が得られたばかりの医療機器であり、変形性膝関節症における最新の保存療法です。2023年6月1日からは末梢神経ラジオ波焼灼療法として保険診療での施術が可能で、同一法人であるAR-Ex尾山台整形外科でも2024年8月1日より導入しました。

私たちの体は神経を通じて様々な情報を伝達し合っています。これは「痛み」に関しても一緒です。例えば、転んでしまって膝をすりむいてしまった時、「痛み」の情報は怪我をした部分から「痛み」という情報を受け取り、その情報のバトンを渡し合うかのように伝え合い、脳に情報が伝わって初めて「痛い!」と感じます。
変形性膝関節症の痛みでも同様で、情報が脳に伝わる事で「痛み」という感覚が生じます。厄介なことに変形性膝関節症のような長引く痛みに関しては、私たちの体は「痛み」を記憶してしまう事があります。変形性膝関節症では、軟骨がすり減って骨と骨がぶつかって痛い、とよく言われますが、最近は神経が原因となる場合がある事が分かってきました。クーリーフはこの「痛み」を伝えている神経伝達機能そのものに作用し、痛みを軽減させる効果が期待されています。

1.受診/診断
・主治医よりクーリーフ治療の対象となるか判断します
・治療対象とならない場合もあります
・受診日当日にクーリーフ治療はせず、別日で治療をします
2.治療当日(約1時間程度)
・エコーにて対象となる神経を特定します
・局所麻酔薬をし特定された神経にクーリーフの針を刺します
・痛みを伝える知覚神経である事を確認した後、2分30秒高周波を流し神経を焼きます
①局所麻酔薬を使用しますので、麻酔薬注時以外ほとんど痛みを感じる事ありません
②痛みを感じた場合は局所麻酔薬を追加します
③神経は3カ所まで治療する事ができますが、治療が必要な神経のみ治療をしますので、人によってターゲットとする神経の数は異なります
・治療当日は入浴を避けシャワー浴でお願いいたします
・治療当日は激しい運動は避け安静に過ごしてください

A.保険適応です。対象は変形性膝関節症のみです。注射やリハビリなどの保存療法で症状が改善しない難治症例が保険診療での治療対象となります。
A.外来での日帰り治療では3割負担で6万円程度ですが、1泊入院すると8~10万円程度です。
A.膝関節の急性炎症(感染症を含む)の状態や重度の変形が生じている場合、また神経障害性疼痛が主体のクーリーフ治療での効果が見込めない場合は適応外となります。また局所麻酔で治療を行うため局所麻酔薬に対するアレルギーがあったり、高周波治療が禁忌の患者様にも治療はおこなえません。
リスクは皮膚の熱傷や一時的な膝周囲の痺れ、出血や疼痛の再燃などが考えられますので十分に注意して安全な環境でおこないます。
A.初診当日にクーリーフ治療をすることはありません。事前に検査や診断をして2回目以降の受診日にクーリーフ治療をするため予約をお取りしてスケジュール調整させていただきます。
A.クーリーフ治療はライセンスが必要な治療です。当院では、 中島医師 がライセンスを取得して治療をおこなっています。中島医師の診察を受け、治療が決定した場合、手術当日はAR-Ex尾山台整形外科の手術室で安全にクーリーフ治療を行います。
A.2025年8月末時点で延べ152件のクーリーフ治療をAR-Ex尾山台整形外科で実施しております。





肩脱臼や亜脱臼の症状がある方、再発を繰り返している方は、早めの受診をおすすめします。
当院では患者様一人ひとりの状態に合わせた 最適な治療計画をご提案 いたします。
早期治療が将来の肩の健康を守ります。お気軽にご相談ください。
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