手C-①-1 手指 Ex 対立
対立運動
親指(母指)を小指の先を付ける運動を対立運動といいます。握り(グリップ)や細かい作業は母指を使う事が多く、母指の関節は多方向の動きが必要とされます。
握力の低下や手関節の安定性が低下があると、グリップする際に母指を掌に押し付けるように握るようになります。
母指に強い力が働くため、母指を動かす筋肉の過緊張や関節の痛みが出てくることがあります。
対立運動は母指と小指を同時に動かし、関節や筋肉をバランスよく使う練習になります。
方法
1. 前腕の下にタオルを置いて腕を安定させる
2. 母指と小指の先を付ける
目的:母指対立筋、小指対立筋の収縮を促す。母指、小指の関節運動を促す
回数・頻度:15回×3セット
ポイント:母指だけでなく小指も動かして、筋収縮を促す