陸上短距離選手に多い怪我ーハムストリングス肉離れー
- 2022/04/14
ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは膝の外側に痛みが出る慢性的な怪我です。特にランニングを行う人によくみられます。痛みは歩行や走行時に足が地面に接地し体重がかかる時にズキズキする痛みが出ます。
ランナー膝の原因は膝の外側にある腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)が膝の外側にある大腿骨外側顆(だいたいこつがいそくじょうか)を繰り返し通過する時に摩擦が起こり炎症が起こります。
腸脛靭帯は骨盤の外側にある大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)から起こり、太ももの骨である大腿骨の外側を通り、膝の下まで伸びる長い靱帯です。大腿筋膜張筋が緊張するようなランニングフォームだと、大腿骨外側顆の部分でのストレスが強くなり痛くなる可能性が高くなります。
最初はランニング中・ランニング後に膝の外側に違和感・痛みが出ますが、休むとなくなります。しかし違和感・痛みを我慢してランニングを続けていると痛みは徐々に強くなってしまい、簡単に治らなくなってしまいます。特に下記の時に違和感・痛みを感じることが多いです。
体重がかかる時に痛みを感じます。これは体重を支える時に大腿筋膜張筋の緊張も強くなりストレスがかかるためです。
上りより下りで痛みを強く感じます。これは下り坂では膝の角度が軽く曲がった角度になり、ストレスが最もかかるためです。
ランナー膝(腸脛靭帯炎)が起こる要因としてランニングフォームがあります。そのためランニングフォームを評価して、ランニングフォームを改善が必要です。腸脛靭帯炎を起こしやすいランニングフォームと改善方法を紹介していきます。
ランニングの接地時に膝が内側に向いたフォームになると大腿筋膜張筋緊張して腸脛靭帯炎を起こしやすいです。またこのようなランニングフォームは腸脛靭帯炎をだけでなく、様々なランナー 障害の原因となります。このようなランニングフォームの原因には足首の固さ、股関節の筋力の弱さなどがあります。筋力の強化をして接地時に膝が内側に向きすぎないよう動作の改善を行います。
痛みを改善してランニングを行うためには、ランニングフォームが大切です。パーソナルコンディショニングセンターでは、ランニングフォームの分析と改善のためのコンディショニングを行うランナーサポートを行なっています。
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