年齢によって、テニス肘の痛む場所が違う?
テニス肘は、一般的に上腕骨外側上顆炎を示しますが、
実際テニスをしている人は、肘の痛む場所は、内側や外側・後方が痛くなるなど様々です。
しかし、年齢によってい痛くなりやすい場所に違いがあります。
参照)MB Orthop30(4):35-42,2017
これを見ると、若い人ほど内側に痛みが出やすく
年齢が高くなるにつれて肘外側に痛みが出やすいという事です。
若い年齢で、内側の痛みが多くでる理由としては、
筋肉が付着する上腕骨内側上顆の裂離が挙げられます。
成人と若い年齢とでは、同じ内側部でも構造が異なるため障害も異なる。
構造が異なる点は、成長軟骨が存在しているかである。
この骨端の成長軟骨は最脆弱部であり、
この骨端線が開存している若い年齢の時期に、
前腕の屈筋群を使いすぎることによって、過度な牽引が起き
この骨端の成長軟骨に障害が起こりやすい為に、若い年齢では内側痛が起きやすい。
若い年齢での、過度な練習によって内側に痛みが出る場合は
早めに病院受診することをオススメする。
年齢によって、テニス肘の痛む場所が違う?
テニス肘は、一般的に上腕骨外側上顆炎を示しますが、実際テニスをしている人は、肘の痛む場所は、内側や外側・後方など様々です。
しかし、年齢によって痛くなりやすい場所に違いがあるって、ご存知ですか?!
参照)MB Orthop30(4):35-42,2017
上記を見ると、
若い人ほど内側に痛みが出やすく
年齢が高くなるにつれて肘外側に痛みが出やすいという事です。
若い年齢で、内側の痛みが多くでる理由としては、
筋肉が付着する上腕骨内側上顆の裂離が挙げられます。
成人と若い年齢とでは、同じ内側部でも解剖学的構造が少し異なるため、それに伴う障害も起きやすいのです。構造が異なる点は、
成長軟骨が存在しているか?どうかです。
この骨の端の成長軟骨は最脆弱部であるため、
この骨端線が開存している若い年齢の時期に、
前腕の屈筋群を使いすぎることは、過度な牽引によって、この骨端の成長軟骨に障害が起こりやすくなります。
結果、若い年齢では肘の内側痛が多いのは、上記のような背景があるからなのです。
若い年齢での、過度な練習によって内側に痛みが出る場合は
ただの肘痛と考えず、成長軟骨が傷んでいる可能性があるため
早めに病院受診することをオススメします。